アプリ開発、システム運用保守

テクノロジーとクリエイティビティでエンターテインメントの未来を創造する

小島佳奈(2018年新卒入社)

テレビへの憧れから始まったキャリアパス

 入社の経緯についてですが、私が新卒でこの会社を選んだのは、子どもの頃からテレビが大好きで、テレビの仕事がしたいとずっと憧れをもっていたからです。大学では情報系を専攻し、プログラミングの技術を身につけていく中で、テレビ局で技術者として働くことに強い興味を持ちました。実は複数のテレビ局関連の企業を受けましたが、最終的には日本テレビの番組への愛と、会社へのアクセスの良さが決め手になりました。入社後は、まずは基礎的な技術研修からスタートし、徐々に現在のプロジェクトに関わるようになりました。この道を選んで本当に良かったと心から思っています。

AIの先端で描くエンターテインメントの未来

 現在私が担当しているのは、AI技術を用いたシステム開発です。特にスポーツ中継や大規模なイベントでの自動テロップ表示や、視聴者に新しい体験を提供するCG表現の開発に携わっています。これらの技術は、OCRでの文字認識や、人物・物体の検出など、画像処理技術が中心です。毎日が挑戦の連続で、新しい技術を学ぶことの楽しさと、それを実際の番組制作に活かせるやりがいを感じています。

技術の壁を越え、創造性を解き放つ日々

 番組制作の現場から直接要望を受けて、それを技術で解決する過程に大きなやりがいを感じています。スポーツ中継でいうと、実況解説や試合状況をより分かりやすくしたいという依頼を受けて、AIで何が実現できるのか、新しいスポーツ観戦の在り方を一緒に模索するんです。
「このシーンでAIを使ってこんな表現ができないか」といった相談に乗り、実現可能な方法を模索するのは非常に刺激的ですね。技術的な限界やスペックの制約という課題もありますが、できないという回答はしないようにしていて、実験研究的にプロジェクトがスタートすることが多いので、新しい技術を調査しながら思考錯誤して、できるだけ要望に応えるようにしています。どのようにして限られたリソースで最大限の効果を出せるかという工夫をしており、このような問題解決プロセスが、私の技術者としてのスキルアップにも繋がっていると思います。

多様性を力に変えるクリエイティブなチームワーク

 私たちのチームは、様々なバックグラウンドを持つメンバーで構成されているのですが、開発スキルはもちろん、趣味でPCを組み立てるような技術的な知識を持ったメンバーもおり、そうした多様性がチームの大きな強みになっています。技術にアンテナを張って、幅広い視点を持つメンバーが多いので、お互い協力しあいながら進めています。私たちは、プロジェクトごとに小さなチームを組み、アジャイル開発の手法を取り入れており、これにより、迅速に意思決定を行い、柔軟に開発を進めることができています。また、フレックスタイム制を利用しており、メンバー一人ひとりが働きやすい環境を自ら作り出しています。仕事の進め方に関しては、常にメンバー間でコミュニケーションを取りながら、より良い方法を模索し続けています。

革新を続け、次世代のエンターテインメントを築く

 今後の目標としては、現在関わっているプロジェクトをさらに発展させ、より多くの番組で私たちが開発したシステムが使用されるようになることです。また、技術面では常に最新のトレンドを追い、新しい知識を吸収していくことが重要だと考えています。特にAIや機械学習の分野は日進月歩で進化しているので、学び続けることが欠かせません。さらに、チームとしてもより一層の協力体制を築き、メンバー一人ひとりがより活躍できる環境を作ることに力を入れていきたいと思います。そして、私自身も若手の育成に関わり、後進の指導者としての役割も果たしていきたいです。これらを通じて、技術者としてだけでなく、人としても成長していきたいと思っています。

インタビュー年月:2024年1月

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