システムエンジニア

上司との信頼関係から自主勉強会を発足!若手主体で発信していきたい

安藤マモル(2019年新卒入社)

学生時代の学びと経験がマッチした

 大学時代に学生団体の放送局で音響をやっていて、そこで学生なりにテレビ番組の制作やラジオ放送をしたりしていました。大学では情報系を専攻していたので、それとテレビをかけ合わせたら、まさにこの会社でした。
 テレビの裏側を知ると、本当に当たり前のことですが、一視聴者としての視点と多くのギャップがありましたね。テレビを放送する技術はもちろんですが、制作側の技術やネット局に番組を販売する一連のシステムなど、裏側で動いているいろいろな技術やシステムがあり、知れば知るほど興味が深まっていきました。

テレビ局ならではの業務仕様を理解するところからスタート

 入社後、研修を終えて配属されたのがRPAの開発・保守を行う部署でした。ここでは、勤怠入力を管理する人事系から、視聴率を取り扱うシステムと連動し帳票に整えるシステムまで、基本的に人よりもロボットの方が早く正確に様々な作業ができる案件を幅広く開発しました。その他にもグループ会社向けシステム開発・保守やMESOCロードレース番組支援システムの運用なども行い、箱根駅伝など日本有数のロードレースを裏から支えました。
 RPAはあまりコードを書かずにすむローコードで開発できる仕組みを使っていましたが、だいたいのことができるようになった時に、もう少しエンジニアとしてのスキルを高め、ゴリゴリとプログラミングを書きたいと上司に相談しました。

 今はQzler(クジラ)・CoQzler(コクジラ)の統合に携わって、コードをゴリゴリ書いています。このシステムは、日本テレビで放送している番組をネット局に販売・管理するシステムですが、一般的なECサイトとは違ってテレビ局ならではの流れがあり、開発にあたっては業務仕様を理解するのがまず一つのヤマでした。たいへん複雑で多岐にわたるジャンルを網羅しているので、より合理的な仕様に整えていくのは簡単ではありませんでした。

 今は仕様・設計に則ってコードを書き、実行しエラーが出たら書き直しをして、と螺旋階段を上りながら進化していくようなシステム作りをしています。

上司に影響を受けてバイクの免許取得

 出社した時には「雑談」を大事にしています。雑談を通して生まれる安心して話せる関係性は、何かあった時に相談しやすいですし、困った時に誰かにしゃべれることは大事だと思っています。テレワークは会議ベースなのでなかなか雑談する隙がないため、出社した時がチャンスです。
 入社前は、係長や課長、部長は雲の上の存在で業務を一緒にやることも会うこともない、というイメージを持っていましたが、当社は上司との距離がとても近くて驚きました。
 上司にあたるみなさんからは、入社当時から気軽に声をかけていただいたりしていましたが、今では部長とツーリングに行ったりするくらい、本当に仲が良くて嬉しいですね。実はバイクの免許は、上司から若い頃に乗っていたバイクの話や楽しさを聞いて、自分でも乗ってみたいなと思い取得しました。もう少ししたら、上司が新しくバイクを買うとのことなので、みんなで神社に安全祈願をする、ツーリング・プランを立てているところです。

オンタイムの自主勉強会を主催

 2022年3月頃に若手主体の勉強会を、数人で発足させました。準備段階で事務局をやってみないかと誘われたことがきっかけとなり、運営を担当する一人となっています。勉強会の目的には、若手が主体となって技術やスキルをレベルアップしていくことや、コロナ禍で激減したコミュニケーションの場面を一つでも増やすこともあります。自分自身も勉強したいという意欲があり、それなら若手みんなで勉強したらより良い結果につながり、会社としてもベースが上がっていくと思っています。

 今、世の中に出てくる技術は圧倒的なスピードを持っているので、他部署の同期から全く知らない技術の話を聞く場合もあります。そんな時はちょっと焦ったりしますが、今自分がやっている技術だけで、今後大丈夫なのかなと迷ったり、こういうことをやりたいと、みんなで話し合う場にもなり、高め合っていける場になればいいなと思います。とはいえ、参加人数には変動があるので、参加意欲を高める施策を試行錯誤しているところです。

若手中心で発信する企画開発運用のモデルケースを作りたい

 インプットだけでなく、自分からもアウトプットできる場を作りたいと思ってきました。小さなアプリケーションの開発だけでも良いのですが、まずはモデルケースを作り、そこからいろいろな仕様が広がっていけるので、ぜひ実現させたいですね。勉強会もその一翼を担い、今以上に若手も活躍できる会社になっていけるよう働きかけをしていきたいと思います。

アットホームだがそれだけではない

 僕は本当に良い会社に入って良い上司に巡りあったと思っています。多様性という言葉をわざわざ使わなくても多様性があるし、男性の育休取得者もたくさんいます。服装や働き方も自由ですし。お互いに何ができるか理解していて、信じているんでしょうね。だから外側がどんな風でも関係ないんでしょうね。アットホームですが、それだけではない感が醸し出されています。

インタビュー年月:2023年2月

Other interview

インタビュー