エンジニアマネージャー

部下と一緒に失敗を恐れず行動するマネージャー兼3児の父

中村眞介(2021年中途入社)

メンバー一人ひとりとじっくりミーティング

 入社した当時はエンジニアのみの部門のプレイングマネージャーとして、日テレ向けの動画配信アプリや、それらに関連する複数のCMSの保守を担当しながらエンジニア全体の組織管理をしていました。
 組織改編により事業部とエンジニアが一体になった部署に形を変え、現在はそこに所属し、部署横断的にエンジニアの組織管理を担当しています。
 管理職としての転職でしたので、全体を俯瞰して流れをよくするためのポイントを探していくところから始まりました。そうはいっても2021年11月入社という、コロナ禍真っただ中でしたので、リアルに動き回って実態を見るということは不可能でした。
 メンバーの課題や意見を聞くために、また私という人間を知ってもらうためにどんなことをしようかと考えた結果、テレワークをしている社員一人ひとりとオンラインで話をすることにしました。
20人以上のエンジニアと、3~4か月かけて1on1をしました。そうするとやはり見えていなかったものが見えてきます。それぞれの個性や、悩み、抱えている課題など、わかってくればコミュニケーションをこっちから積極的にとっていくことができますよね。

エンジニア主催の「Wands Tech Meeting」を再開

 テレワークをしていると他の人が何をしているかわからない、という意見も多くありましたので、横の連携やチームワークを再強化する必要性を感じました。 幸いなことに、エンジニアデザイン戦略ワーキンググループ(以降EDS)のメンバーでもあったので、組織改編で終了していたエンジニアのミーティング「SSD Tech Meet」をEDSとして再開することにしました。「SSD Tech Meet」は1部門のエンジニアのミーティングでしたが、再開後は「Wands Tech Meeting」と名付けた各部署のエンジニアを対象とした隔週に一度のミーティングになり、開催頻度も規模も大きくなって帰ってきました。
もちろんエンジニア以外も参加可能で毎回100名近く参加してくれています。
 内容は部門ごと、チームごとの紹介がメインとなります。実際やってみると、各チームとも仕事が全く違うし、メンバーもチームによって特色があり、チームカラーが良く出ますね。いろんな人たちがこの会社にはいるんだということが、ミーティングをやってみてよくわかりました。
 これらもすべてオンラインで行っているので、画面の向こう側の反応が見えにくい難しさはありますが、みんな楽しんで参加してくれています。

バランス感覚を大切に

 立場上、内容の異なるタスクや、部署をまたがるタスクが大小取り混ぜて降ってくるのですが、例えば今、目の前にある10個のタスクにどんな優先度を付けて、力配分をしていこうかと常に考えます。この度合いを間違わないようにすることを心がけています。
 市場ニーズや技術的な事、予算などいくつかのチェックポイントをもち、バランス感覚を大事にして判断をしていきます。私自身もこのバランス感覚はこれからも大切に磨いていこうとおもっていますが、一緒に働くメンバーにもぜひこのバランス感覚を持って、仕事に取り組んでもらいたいと思っています。

常に変化、進化し続けていきたい

 「失敗は成功のもと」「10回目の成功は失敗か?成功か?」という言葉や問いがあります。私は、失敗にも質があって、プロセスがちゃんとしていれば結果が失敗になってもいいのではないかと思っています。例えば、我々は見積もりして失注というケースはありますが、そこに行くまでのプロセスに問題が無ければ、それはポジティブな失注であり、それを元にアップデートして次回の成功につなげていくことができるはずです。
 失敗を恐れている人は多いと思います。しかし失敗してもいいんだよ、とこうしたことを伝えていくとポジティブな感じで捉えてくれる人が多くいて、もっと良いコミュニケーションに繋がっていきますね。なのでメンバーに対しては「今自分こんな事してます!」みたいにもっと自分のやっていることをアピールしてもらって活気のある組織にしていきたいですね。やらないことの方が「悪」だとも思っています。ああすればいいのにと思っているのに行動を起こさないのは意味がないなと。これは失敗してもいいんだよ、ということに繋がっていると思います。

三男児の父として実感するワークライフバランス

 平日はどっぷり仕事に浸かっているので、以前は帰ってきたら家族全員寝ている事が当たり前で平日の家族とのコミュニケーションは皆無でしたが、今はテレワークを有効活用しています。朝は三男を幼稚園に送り届けてから就業開始です。夕方は習い事の送迎をしたり、夜は家族でご飯を食べて子供達をお風呂に入れてからまた業務開始。なんてこともあります。仕事の合間の家族との時間はリフレッシュにもなり、効率よく仕事をしながら家族とのコミュニケーションもばっちり取れています。
 土日はもう割り切って、子どもたちの少年サッカーの送迎や観戦に時間を使っています。子どもたちの走り回っている姿を見ることと、外に出ることが私にとって最高のリフレッシュですね。ただ試合に負けると・・・ですが(笑)
 社員やスタッフと対する時には、男性、女性の区別はありません。女性はもちろん男性もどんどん産休、育休を取っていくべきですね。
 私が担当している部署にも男性の育休取得者がいます。私の時代は男性の育休取得は一般的ではなかったので、新生児の貴重な時間を一緒に過ごせるなんてうらやましい限りです。育休取得の際は仕事の事は忘れて、有意義な育休期間を過ごしていただければと思います。もちろん奥さんのサポートも忘れずに!(笑)

インタビュー年月:2023年2月

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