フロントエンドエンジニア

化学からITへ、テレビの未来を創造するテックリードへの挑戦

香川裕輔(2023年中途入社)

変化を求めての新天地

 現在、SDという部署に所属し、日テレのウェブサイト開発をしています。もうすぐ入社から一年になりますね。実は社会人生活はもう10年近くになりますが、その大半を全く違うフィールドで過ごしてきました。もともとは化学系の開発者として、フィルム工場で生産条件の最適化に取り組んでいたんです。でもある時、「もっと自分が情熱を感じられることに挑戦したい」と思い立ちました。自分自身を見つめ直し、何がやりたいのか、どんな仕事に就きたいのか、真剣に考えたんです。その結果、「好きなものに囲まれて働きたい、そしてそのサービスの発展に貢献したい」という思いが強くなりました。そこで目を付けたのがテレビ業界。自分が子どもの頃から夢中になっていたテレビ番組に関われるなら、これ以上の喜びはないと思いました。そんな経緯で、新たなキャリアをスタートさせるために、エンジニアとしてスキルを身につけ、日テレWandsへの入社を決めました。

番組サイトを彩る多彩な技術

 今は日本テレビのウェブサイトチームの一員として、様々な番組のサイト開発に携わっています。Vue.jsやSass、TypeScriptなどを駆使して、ドラマからバラエティ、特番まで、幅広いジャンルのサイトを手掛けています。メンターがついての丁寧なOJTを通じて、日テレWandsの開発フローを学びながら、徐々に業務の幅を広げてきました。特に印象深いのは、箱根駅伝第100回開催にあたって行われた、大規模リニューアルプロジェクトですね。技術選定から関わり、プロジェクトの初期段階から開発までを経験しました。このプロジェクトでは、納期の厳しさや、新しい技術への挑戦など、多くの困難がありましたが、それをチームで乗り越えた達成感はひとしおでした。お正月のOAで、多くのユーザーに見ていただくことができて、自分が好きなテレビを盛り上げる一助になったと思い、今までで一番のやりがいを感じました。

技術と創造性の狭間で

 新技術の習得とそれを活かした開発にも、大きなやりがいを感じています。例えば、箱根駅伝のプロジェクトでは、Nuxt.jsという初めて触れるフレームワークを使いました。未知の技術に対する不安もありましたが、自己学習と実践を通じて乗り越えたときの感覚は格別です。一方で、番組側からの急な要望に対応する難しさもあります。しかし、そうした要望に応える過程で、番組との一体感や、テレビ業界への貢献を実感できるのも、この仕事の魅力の一つだと思います。

柔軟性とコミュニケーションの重要性

 私たちのチームは約10人で、20代後半から30代が中心です。女性がやや多いでしょうか。非常に和気あいあいとした雰囲気で、技術的な相談も気軽にできる環境です。リモートワークが基本で、フレックスタイム制を取り入れており、個々のワークスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。プロジェクトはアジャイルに進めており、小規模なものから大規模なものまで様々。ディレクターやテクニカルディレクターと連携しながら、各々が責任を持って業務に取り組んでいます。

技術の深化とリーダーシップ

 将来的には、フロントエンド技術をさらに深化させ、特に3D技術など新しい分野にも挑戦していきたいです。技術力を高めることで、よりリッチなウェブサイトを作り、多くのユーザーに喜んでもらえるようになりたいです。また、技術だけでなく、チームを引っ張っていけるようなリーダーシップも身につけていきたいですね。いつかテックリードとして、技術面はもちろん、人間性も大事にしながらチームを支えていきたいと考えています。

インタビュー年月:2024年1月

Other interview

インタビュー