インタビュー年月:2020年8月

ビジネスプロデューサー

勝ちを生み出すため、自社の可能性を広げるべく日々奔走

中村 光祐(2012年新卒入社)

入社1年目からテレビ番組の企画に関わってきた

 新卒で入社してから4年半ほど、日本テレビホームページのWebディレクターとして、「24時間テレビ」、箱根駅伝、ドラマのサイトなどの運用や企画、ディレクションをしていました。5年目からWebディレクターのチームのリーダーののち、日本テレビに出向しました。そこでは日本テレビの番組のデジタル展開プロデューサーとして、箱根駅伝のWebでの同時配信の立ち上げや、音楽特番「THE MUSIC DAY」のARアプリの立ち上げなどプロデューサー業務を1年半ほど経験しました。日テレWandsに帰任してからは、日本テレビホームページや日テレNEWS24などの事業・企画運用周りの管理を経て、今年度からは新たに立ち上がった新規事業部門で新規事業・サービスの立ち上げ推進を行っています。
 もともとテレビが好きで番組を作りたいと思って就職活動をしていたのですが、当社の面接を受けているうちに日テレWandsの雰囲気が合いそうだと思うようになり志望しました。面接では個人の意見をよく聞いてくれそうな雰囲気があったのですが、そのイメージは入社してからもあまり違いはなかったですね。入社1年目からテレビ番組の企画の段階から関われたことも多いので当初描いていたやりたい仕事に近いイメージで業務を経験させてもらっています。年齢や立場に関わらず改善や提案の意見を取り入れてくれたりと、今になってもその環境は変わっていません。自社の文化として大事にしていきたい部分です。

丁寧な課題解決がアプリの100万ダウンロードにつながった

 最も印象に残っている仕事は「THE MUSIC DAY」のAR企画です。この番組は立ち上がった時からデジタルでも色々やっていこうという志向で、初期はスマホを使った投票やゲームなどの企画もやってきました。 「今年はいままでとは違ったことがしたいね」という総合演出の方の想いから、今までの「テレビでやっている曲の世界観にユーザーが入ってきてもらう」企画ではなく、「テレビの世界がお茶の間に飛び出してユーザーのところに来る」のはどうでしょうかという話でARの企画を実施することとなりました。 専用アプリを放送二週間前にリリースし、放送後には100万ダウンロードを突破しました。
 アプリはダウンロードが必要な分、Webで参加するよりハードルが高いですから、「ダウンロードすることのハードル」をどう解消していくかという課題を洗い出し、一つずつ潰していきました。例えば、ターゲットが若年層だったので、スマホが速度制限になっている可能性があります、速度制限がかかっているときの通信速度はこのくらいなのでダウンロードに最大でこのくらいの時間がかかるかもしれません、などと算出し、今までよりもデジタル施策の告知タイミングを○分早くしてください、曲の前以外にもダウンロードを促す告知を頻繁にお願いします…という手順で、番組側に理解してもらう作業です。地味な作業ではありますが、このように、課題を一つ一つ丁寧に取り除いたことが多くの視聴者に楽しんでいただけたことに繋がったと思っています。
 番組側の「こんなことをやりたい」という情熱とARの技術側が上げてくる課題、どちらもわかるので、そこをうまく咀嚼してユーザーにとって何が最適か、と落とし所を探していったことが印象に残っています。課題をみんながわかりやすい具体的な言葉や数値にして認識のずれを初期の段階を埋められた事例でした。

「なぜ」を大切にして、腹落ちする説明で周囲を巻き込んでいく

 これまでの仕事を通して、誰に何を提供し、どのくらいニーズがあるのかといった「提供している価値」を考えていくことが、サービスの価値を継続的に高めていく上でとても重要だと考えています。先ほどのARの施策でも「今年はいままでとは違ったことがしたいね」というところから、視聴者が求めている新たな体験ってなんだ、というニーズを考え抜いたからこそ生まれた企画だと思います。
 また、チームや会社として新たなことに挑戦していくときに、なぜ我々がそれをやるのかの「なぜ」の部分は腹落ちする説明をして周囲を巻き込んでいくためにも大切にしています。今の世の中は「これが正解」という確たるものがなく、来年も何が流行っているか分からない迷いやすい状況ですよね。「ここを目指してやるんだ」とビジョンを明確にすることで、会社やチームが目指すべき方向を見失わずに進むことができるのだと思います。

 私はこの会社を変えたいと思っています。ありがたいことに仕事はたくさん“いただける”環境です。その要望に対してどう高い品質で対応するかということで今まで我々はバリューを生み出してきました。今後は事業ポートフォリオを受託中心から、自社の強みを活かし新たなサービスやコンテンツを生み出し自社事業として確立していきたいですね。従業員の意識から事業の収支構造まで会社を次のステップに進められるように自社の強みや弱み、外部環境の分析を丁寧に実施し、自社の新たな事業の柱となるサービスの開発に取り組んでいます。

私が「おもしろいをかたちに」するために大切にしていること

 自分が描いた画に、自分自身が一番ワクワクすることです。自分が一番面白がっていないと人の心は動かせないので、まず自分がそれに一番熱量を持ち、自分が出した画を信じることですね。そして、自分がワクワクしている「それ」が“何なのか”をちゃんと人に見えるようにし、共感して一緒に動いてもらえるようにアウトプットしていくことも大事にしています。

Other interview

インタビュー